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サイレントエモーショナルサマー
第6章 slow-acting
羞恥もなにもあるものか。今、私にあるのは快楽に沈みたいという欲求だけだ。
「藤くんのおっきいのナカにちょうだい、いっぱいにして…」
「……ま、今日はこの辺で勘弁してあげます」
薄いブルーの藤くんのシャツの裾を掴んで、彼の胸に顔を押し付けながら言った。小さな溜息を合図に焦らすように彷徨っていた手がやっと、やっとショーツの中へと入ってくる。
茂みを撫で、ちょんとクリトリスに触られると意思など無視して身体が動く。乳首と同じく抓られるのが好きなのはもうとっくにバレてしまっているけれど、やっぱり優しく触るだけで抓ってはくれない。
「はっ…う、…あっ…、」
「パンツぐちゃぐちゃですよ」
そんなこと分かっている。藤くんの指が膣口をゆっくりと撫でるだけでぬちゃぬちゃと音を立てるのが聞こえるのだから。
「んんっ…ん、…んっ…」
「気持ちいいですか?これだけで満足?」
「ゆ、び…ゆびいれて…っ…もっとぐちゃぐちゃにしてっ…」
きゅっと目を瞑ると目尻から涙が溢れ、頬を伝った。
「あっ…!!」
「いきなり2本も入りましたよ。志保さんのナカ、熱くてぬるぬるで俺の指痛いくらい締め付けてきます」
身体を支えてくれていた手がいつの間にか胸を揉み始めている。中を押し広げんばかりに2本の指を閉じたり開いたりして愛液を掻き混ぜる。イイところをぎゅうっと押しながら胸を撫でる手が乳首を強く抓る。ダメだ、溶ける。悶えて跳ねる身体が溶けてしまう。