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サイレントエモーショナルサマー
第7章 erosione

ちかちかと散って弾ける星の間に見える藤くんが、はぁ、と息を吐く顔は色っぽい。私を見つめながらの注ぎ込むような長い射精。終わりにゆっくりと腰をゆすって引き抜こうとするのを足を絡めて阻む。
「もうちょっと、このままにして」
「復活したら責任取ってくれます?」
「取るよ。もっと泣かせて」
「淫乱だなぁ」
呆れた顔に婀娜やかな色が満ちる。挿入したまま横向きに寝転がって、髪を撫でてもらった。10分ほどそのままでいると藤くんのお腹が鳴って、照れくさそうな顔をしてそっと抜いていく。
「ん…ッ」
「抜くときにエロい声出すの辞めてくださいよ」
「…出ちゃうんだもん」
「かわいこぶるの禁止」
「なんで?」
ベッドから出ると寝転がったままのわたしにティッシュの箱を渡してくれる。先週は藤くんが拭いてくれたけどそうしている内に我慢できなくなって再びもつれ込んだのだった。
「………俺以外の男の前ではって意味です」
縁に腰かけ背を向けてぽつんと一言。
「それは、その、容認したということですかね」
「残念ながら俺はまだ志保さんと付き合ってる訳じゃないですからね」
背を向けたまま手を出され、箱から引き出した数枚のティッシュをその手に渡した。ごそごそと動いてそれをゴミ箱に放ると立ち上がる。こうしてみるとお尻が小さい。しかもハリがある。
「なんならこの部屋で監禁しましょうか。そしたら志保さんも他の男についていけなくなるし」
「…御免蒙る」
「冗談ですよ」
「冗談に聞こえません」
部屋着へと着替えながら恐ろしいことを言う藤くんに身体が震えた。やりかねん。藤くんが出してくれたTシャツを着て例によって彼のパンツを穿いた。

