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お前がすきでたまらない
第2章 再会
事実

幼い彼女は美しかったのだ

発見した時に何故こんなにも胸が揺らいだのか・・・

俺は決してロリコンではない

・・・が



少女の顔は俺の胸を熱くさせた

長い睫毛に白い肌
クリクリとしたその大きな目。                           高まる鼓動を必死に抑え俺は彼女に問う。

「・・・あ~~・・・事情を聴きたくて来ました・・・」
これ以上彼女に辛い思いを思い出させては・・・
と、良心が痛んだが、聞かないわけにもいかず、戸惑いながら訪ねた

年甲斐にもなくドキドキしてる自分が信じられなかった


しばらくの沈黙の後

「・・・はい・・・」

彼女は消え入りそうな声で言った


「・・・ショックな方が大きいよね・・・
 答えられる範囲でいいから少しだけお話聞いてもいいかな?」

聞いてる自分がとんでもなく悪い事をしてるみたいな気分になる・・・
いくら仕事だと割り切ろうとしても彼女がそうさせてくれない・・・

今すぐこの胸に抱きしめたくなってしまう・・・

「辛かっただろ?怖かったな?もう大丈夫だよ」
俺は思わず彼女を抱きしめてしまった



刑事失格かな?

でも、この小さな女の子を抱きしめずにはいられなかったんだ・・・


「・・・ううう・・・ぐず・・・うわぁ~~ん」

彼女はしゃくりをあげながら俺の胸で泣いたんだ・・・

どんなに怖かっただろうか?
どんなに辛かっただろうか?
どんなに不安だったのか?
どんなに恐ろしかっただろうか?

胸が痛い・・・


「・・・よしよし・・・もう大丈夫だからな・・・」

(俺が守ってやるよ・・・)

その言葉だけはかろうじて飲み込んだ・・・

俺の胸で彼女は泣き続けた・・・




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