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お前がすきでたまらない
第16章 啓介の気持ち
「あの!!啓介さん!!」
意を決したように話すこのは


「ん?」
お!!
やっと教えてくれるのか?
優しく聞いてみる
ほんと、何だろな?



「・・・あの・・・」
「・・・あの・・・」
「・・・かかか、かのじょ・・・」
「彼女さんはいるんですか!!」
と・・・



しばらく返事が出来なかった

意を決した彼女の顔を見れば・・・

それ程までにこのはにとっては勇気のいる質問だったんだな

そうだな・・・
気になるよな・・・
少しの期間でも一緒に暮らすのだから気になって当然だよな・・・
健気だな・・・
彼女が居たら悪いと思ってるんだろうな・・・
どこまで気をつかうのかな?
自分の事だけ考えて欲しいんだ・・・
少しでも癒してあげたいんだ・・・
俺に何が出来るかな?


実際彼女はいない
寄ってくる女は下品な女ばかりでタイプではない
だからと言って女には不自由してはいない
俺も童貞ではあるまいしそれなりに経験だってある
ただ、彼女と言う存在は今までにも居たが、束縛されたり仕事上デートなんかほとんど出来ない
約束してても守れない

「仕事と私、どっちが大事なの?」
なんて聞かれた日には別れを告げてきた

だから、飲み屋などで知り合った女の一度きりの関係を何度か繰り返していた


でも、このはにとってはとても重要な事だったんだろう

こんなに必死に・・・真っ赤になって・・・




このはには悪いけど爆笑した
そんな事、気にしなくてもいいよ。
と安心させたかった





「あはは!!!」
「そうか!!それが聞きたかったのか!!」
何でもないように言ってみる


このはは恥ずかしそうに俯いてしまっている


笑って悪かったかな・・・
このはが真剣に聞いてくれたのに・・・


「そっか・・・」
笑ってごめん・・・
真剣に謝る


「このは・・・」
遠慮する事無いんだよ・・・
自分をもっと出していいんだ


「彼女はいないよ」
何も気にせず俺には何でも言っていいんだ・・・
遠慮なんて何もいらない
もっと、頼ってくれてかまわない
欲しいものや食べたいもの、何だって好きにしたらいいんだ
どうしたら、もっと自由にしてあげれるのかな・・・
どうしたら、もっと幸せになれるのかな・・・



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