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お前がすきでたまらない
第19章 啓介の恋模様
「このは・・・」
「あの・・・さっきから呼んでるんだけど・・・」
本当に何かあったのか?


「あっ!!すいません」
「何でしょう?」
なんで赤くなってんの?
ほんと見てて飽きないな


「いや・・・」
「もう帰ろうかと思ってるんだけど・・・」
「他に何か買うものない?」
男じゃわからない物とかもあるしな
他に何が欲しいのかな?


「明日の朝ごはんの材料!!」
閃いたように言うこのはが可愛い
自分の物じゃないのか(笑)


「そっちか!!」
思わずこのはらしくて笑ってしまった


「いいよ」
「どこかで買って帰ろうか」
本当にもう冷蔵庫には何も無いのでさすがのやりくり上手もお手上げだろうな(笑)



「ちゃんと、昼飯も考えて買うんだよ」
自分の事も考えて欲しくて付け加える



「晩御飯の分も用意していいですか?」
どこまでも俺の事を考えてくれてるんだな・・・
俺の事なんていいのに・・・



「楽しみだな」
このはの心が嬉しかった
誰かがご飯を作ってくれるなんて母親ぶりだ




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