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お前がすきでたまらない
第22章 ユキ
ユキを連れて玄関へと急いだ

「ちょっと!!」
「ちゃんと説明しなさいってば!!!」

ジタバタと抵抗するユキ

嫌がるユキだったがもちろん本気の俺に敵うはずがない

「とりあえず、部屋からは出て行ってくれ」
強引にユキを部屋から出した

「啓介~~!!」

ドアにカギをかけ
ドンドンとドアを叩くユキを無視してこのはの所へ行った



「このは」
「ごめんな?」
「ビックリしただろ?」
泣きそうな顔・・・


「・・・啓介さん・・・」
「・・・私・・・」
「・・・ごめんなさい・・・」


「こっちこそ・・・」
「ごめん・・・」
また思い出してしまったよな・・・


「・・・とりあえず」
「ユキが五月蠅いから少し外に出て来てもいい?」
このままじゃ一晩中、ドアを叩きそうだ


「・・・はい・・・」


「すぐに帰ってくるよ」
このはの傍に居てやりたかったが・・・
ユキを放っておく訳にもいかない・・・

このはにそう言って家を出た






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