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お前がすきでたまらない
第28章 恋文とジェラシー
それから時田とは少しだけ砕けた話をするようにもなった

何より、信の事を好きだと言う貴重な存在だし
信もいい加減、ユキを諦めて恋人が出来たらいいと思っていたし
時田とはお似合いだと思ったから


職場恋愛がダメとか言ってるんじゃない

ただ、自分が職場恋愛どうこうが嫌なだけだった

神尾以外にも、それとなく言い寄ってくる女性は居たが、恋愛する気はなかった

ずっと、付き合ってその後は結婚・・・
なんて事は考えられなかったから

それが職場なら尚更だった


なので、気がある素振りは俺にとって迷惑なだけだ

はっきり断ると思いも寄らぬ噂で仕事がやりにくくなったり・・・
優しくすれば勘違いする・・・

嫌って程、経験していた


美人なだけで付き合う対象にはならない

俺は刑事だ
見た目だけで判断したりするなんて事は考えられない
世の中、美人って言うだけで誰もが思い通りになるのなら警察はいらない


まして、自分が美人だから男は・・・
が、見え見えの態度の女性は論外だ



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