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第28章 恋文とジェラシー

時田にくっついて来たであろう神尾が居たんだ

何かとユキにつっかかる態度

俺はいつからお前と仲良くなったんだ？

ユキもあからさまな態度に怒りをぶつける

「先輩」
「お姉さまと仲がいいんですね」


・・・何が言いたいんだ？
ユキではないが姉弟仲良くてはダメなのか？

俺でも理解る嫌味に嫌悪が募る


俺も職場の人間関係で揉め事は起こしたくはないが余りの態度・・・

自信満々な態度・・・


勝手に来て、勝手に座る・・・

失礼、極まりない


俺の苦手な・・・
なんて言葉ではなく
嫌いなタイプだ


信に対しても
ユキに対しても
俺に対しても

失礼であざとい


どうやったらこんな勘違いで、自分に自信が持てるんだ？

今までの男はそれで良かったかも知れないが・・・

俺は名前も知らなかったんだ

どれだけ男にモテるか美人かなんて俺には関係ない


「啓介先輩」なんて呼ぶのは学生時代からの付き合いの信だからだ
信にしても職場の休憩時間やプライベートの分別は弁えている


と言うより・・・
そもそも「啓介先輩」なんて呼ばれる間柄では全くない