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第31章 恋の病の処方箋

「いや・・・」
「本当に美味いよ！！」
「ごめん・・・」
「ちょっと考え事してたんだ」


「・・・考え事？ですか？」


「・・・うん」


「・・・お仕事の事ですか？」

それとも・・・
あの・・・
職場の女の人の事？


「そうだな・・・」
「仕事の事もそうだけど・・・」
「このはの事だよ」


「・・・私？」


「・・・三か月経ったらどうしたい？」
「って話だよ」


私の頭が真っ白になった


「・・・それは・・・」
「それは・・・どういう・・・」

意味ですか？
その先の言葉がどうしても言えない


「少し・・・」
「外で話さないか？」

聞きたくない・・・
こわい・・・
啓介さんと離れるのが・・・



「・・・はい・・・」

さっきまでおいしかったグラタンの味がわからなくなった

わざと遅く食べた

だって・・・

悲しい話は聞きたくなかったから・・・