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お前がすきでたまらない
第32章 啓介の決心
昔から家族付き合いがある信

本当の俺の弟かの様に皆接していた

ユキに振られる信には可哀そうだが、ユキは信を弟の様に思っている

親父は信も警察官になり、信の事も可愛くてしょうがないらしい

信・・・

課長に頭を下げてくれるなら
親父に頭を下げてくれても有効だったと俺は思うぞ

ただ元警察官の親父は信にも厳しく接していた
高校に入り柔道や空手を習い始めた信

俺は小さい頃から親父に鍛えられて慣れてはいたが
信も親父に教えられていて・・・
俺も信も親父に稽古をつけてもらっていたから
信も俺も、親父は怖い存在だった


そう警察官を辞めた親父は格闘技の道場を開いている
この辺りでは有名な道場だ


だが、稽古以外では無口だが話の理解る親父でもあって・・・
信は俺の家族を慕っていた





何かの度に信は俺の家に居る事もしょっちゅうだった


それに・・・
ユキも居たしな


母親も信を気に入っている


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