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第35章 ロマンティック作戦

着くとそこは女だらけのバイキングの店だった

「ここ！！」
「一度、来てみたかったのよ～～」

ルンルンとユキが率先して歩く

席につく三人

「このはちゃん」
「何でも好きなもの食べていいのよ！！」

「何でもですか？」

「そうそう」
「食べなきゃ損よ！！」

ユキはつわりが終わったらしく食欲が旺盛だった

「行きましょう！！」
「このはちゃん！！」
「バイキングの心得を教えてあげるわ！！」

「は、は、はい！！」

張り切るユキ
言われるがままのこのはを連れて俺を置いて行った


（正直・・・大分苦手な空間・・・）
周りの女が俺をじろじろと見ている

以前はこのはが好きそうなパンケーキのお店に行ったが・・・
あれはこのはが喜ぶ為で・・・
ユキや彼女に誘われてもこんな店来た事がなく居心地が悪かった

こんな所、苦手だって知ってるのにユキの奴・・・
余計にセンチメンタルになりそうだわ


心の中でぼやいた