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お前がすきでたまらない
第35章 ロマンティック作戦
このはとユキが料理を取りに行ってすぐに二人の女性がこちらを見てるのに気が付いた

料理を取りに行く途中なんだろう
会話が聞こえてくる

「どっちが彼女かな?」
「二人とも美人だし、可愛いもんね」

「大人の女性は顔が似てるから違うんじゃない?」
「でも、若い子は歳が離れてるんじゃない?」

こういう店の何が嫌かって・・・
無粋な女性の会話が聞こえてしまう事

男が少ないからか俺は恰好の話の種になる


ユキとこのはが戻って来た

「啓介さん」
「何か取ってきますね!!」

このはが料理を取りに行ってくれる




「センチメンタルな俺を励ましてくれるんじゃなかったのか?」

「励ましてるじゃない」
「ここは私がご馳走するわよ」

「俺がこういう店、苦手だって知ってるくせに」

「あら?」
「そんな事言っていいの?」
「このはちゃん恥ずかしがって大変だったんだから!!」


ユキには大きな借りがあった


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