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お前がすきでたまらない
第36章 バチェラーパーティー・バチェロレッテパーティー
「らっしゃいませーー!!」

威勢のいい声
ガヤガヤとした店内
ここは俺と信の実家から近い常連の居酒屋
飲んで帰るつもりなので近くの店だ

「こっちだ」

俺達を見て声をかける親父の横には・・・

「あっ!!」
「げっ!!」

俺と信の声が重なる

「「ご苦労様です」」

俺達二人はついいつものクセで背筋を正した



「なんだぁ?」
「げっ!!って・・・」
「後藤、俺の顔見るなり・・・」

「いやいや・・・」
「そんな事は言っておりません・・・」

いや・・・
言ってただろ

「えっと・・・」
「なんで課長がここに?」

「なんだ?」
「居ちゃ悪いのか?」
「お世話になった先輩の子供が結婚するんだ」
「祝いたくもなるだろ?」

「そうだったんですか?」
「俺には一言も・・・」

「「「言う必要はないからな」」」

三人が声を揃える


「・・・つめたい・・・」


「ごちゃごちゃ言うな」
「今日は飲むぞ」

親父が仕切り直した


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