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第38章 ｈｏｎｅｙｍｏｏｎ

「着いたよ」

「わ～～！！」
「啓介さん！！」
「早く！！」
「早く行きましょうよ！！」

こんなこのはも居たんだな

「パンダは逃げないよ」

クスクスと笑いながらこのはを追いかけた



「か、か、かわいい～～」

「そうだな」

このはの方がかわいいけど・・・

「ずっと見ていたいですね～」

「このはペンギンもいるよ」

「え？」
「どこですか？」

「あと、イルカショーも見に行かない？」

さすがに正月
人が多いので次の客がすぐ後ろで順番を待っていた


「はぐれるといけないから・・・」


なんて・・・
俺が手を繋ぎたかっただけだ

このはが可愛くて・・・


「すごく広いんですね！！」

「あと、ライオンと白クマと・・・」
「キリンに・・・サイ」
「ゾウもいる」

「きゃ～～！！」


俺は動物よりも喜ぶこのはを見ていたい