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お前がすきでたまらない
第13章 私を救ってくれた人
「・・・保護施設ですか?」
私が訪ねた


「・・・うん!!施設って言ってもね?部屋も個人を用意するし、この先君が不自由なく暮らせて行けるように用意は整えてあるんだ!!」


年輩の男性が私に言った

「・・・施設には、行きたくないです・・・」


「・・・そうか・・・でも、退院するだろ?その後どうする?」
と・・・


「私は・・・私の行きたい場所に行きたいです・・・」

「それはどこだい?」
年輩刑事さんは優しく訊いてくれた

私はただ俯いていた


ずっと、黙り込む私に年輩刑事さんは優しく

「そこが君を癒す為の場所なら、そこが君の行きたい場所なら、そこがいいんだろうね」

それでも黙り込む私・・・
だって、無理だってわかってる
わがままは言っちゃいけない
でも、他に行きたい所なんて・・・

年輩刑事さんは黙る私に困ったように
「君が少しでも元気になるのなら、俺も出来るだけ協力したいんだ」
「君の望む事を言ってくれないか?」
「出来るだけ叶えてあげたいんだ・・・」

その言葉に私は顔を上げ

「私を救ってくれた人と一緒に居たい!!」
私は応えた


年輩刑事さんはすごくすごくびっくりした顔で

「・・・それは・・・無理だよ・・・」
と、言った


「どうしても?」
私は訪ねた


私の目に涙が滲んでいたからか困ったように
「君は・・・刷り込みって知ってるかい?」
私はこくりと頷いた
「助けてくれた刑事にその感情を抱いてるんじゃないかな?」
「辛いときに現れたヒーローと勘違いしてるだけなんじゃないかな?」

「違う!!!」
ムキになって私らしくなく叫んだ




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