この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
冷血な獣
第10章 無自覚

「大丈夫ですか!? 酔ってますよね……?」

まさか龍河さんがお酒に弱いなんて。意外。


「酔ってなどいない」

肩にもたれ掛かったまま、再び缶ビールを飲む龍河さんを見て、ぶほっと咳込む。


「何処触ってるんですか!?」
「周りのカップルだってイチャイチャしてるだろ」
「だからって……」

うぐっと言い詰まった。……だからって、急に手を繋ぐなんて。しかも、恋人繋ぎときた。私の太腿の上で、龍河さんの手によって、優しく包まれた手。

「龍河さん……」


何を考えてるんだろう。キスを嫌がったり。私のところへ逃げてきたり。手を繋いだり。

「キスして良いですか……?」


これはまた嫌がられても、仕方ないよね……。じっと龍河さんを見つめながら、答えを待つ。


「ああ……」

缶ビールを飲み終えて龍河さんが返事をすると、私はそのまま龍河さんの方へ顔を近付けた。


/336ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ