この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
冷血な獣
第10章 無自覚

……こういう事、前にもあった。龍河さんから付き合おうと言われた日だった。酔った龍河さんから抱かれて。……って、あれ? そういえばあの時、龍河さん本当は酔ってなかったんだ。酔ったと嘘をついていて。


「……ンッ……ハァッ……」


だとしたら、おかしい。この龍河さんは何? 酔って今、私にキスをしている龍河さんは――


「……佐伯?」


私が胸を押して龍河さんの体を引き離すと、龍河さんが不思議そうに見る。


「嘘、ですよね? 酔ってるの」


もう騙されたくはない。あの時の二の舞にはならない。


「……ああ。気付いたか」


そう落ち着いて龍河さんが答えると、酔いが覚めた様な気がした。

/336ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ