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冷血な獣
第13章 躾
「すいませんけど……」
おずおず断ろうとする。
が、
「あーごめん。そういうのダメなんだ。もし妃南に手出したら、今回の契約はなかった事にするから」
きっぱりと椿さんが断ってくれ、洋司さんも了承してくれた。
「…分かったよ。だから椿ちゃん、契約の件頼んだよ!社長に君から頼んでよ」
「オッケーオッケー。あ、鷺沼君、いつものワインある?」
洋司さんに答えると、ダイニングキッチンに立っている鷺沼さんの方を見る椿さん。
すると鷺沼さんは頷いてみせる。
「はい。お待ちください」
…契約?社長に頼むって事は仕事の事?
じゃあこの合コンは、仕事に関係のあるものなの?
男性陣は和仁グループの取引関係の人達?