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冷血な獣
第15章 黒い渦

「椿に兄弟?初耳だぞ」

「社長の秘蔵っ子だからねー。俺とは違って優秀だし、ここぞという時にお披露目するんじゃない?必殺技的な感じで」

「名前は?」

「和仁 涼太。」


龍河さんの質問に椿さんがさらりと答えると、やはり知らないとばかりに龍河さんが首を傾げた。


「社長が息子を隠していたとは……」

「社長、再婚だからね。俺にとっては兄貴は義母の連れ子だよ。それでも仲良いし社長も溺愛してるから、兄貴も真面目にホテル業界の仕事を覚えてるんだ」

「そうか……」

「本当にくそ真面目だから、会ったらビックリすると思うよ!今まで彼女とかも見たことないし!」


ニコニコと笑って話す椿さんは、まるで兄を誇らしげに語る子供の様で、私は見ていて微笑ましくなった。


「本当に仲が良いんですね。椿さんとお兄さん」

「うん。今度妃南にも紹介するよ」


椿さんの言葉に、笑顔で頷いてみせる。


「ぜひ、お願いします」



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