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冷血な獣
第3章 冷血人間の彼女2
やっぱり少しは自信を持って良いのだろうか。告白されていないけど、こんな事を言われると嬉しくなる。
「妃南、……外せ」
「はい……」
両手を龍河さんのシャツのボタンへ移動させられると、私は龍河さんの言葉に従い、ボタンを外し始めた。露になる龍河さんの肌が視界に入り込み、緊張して手が震える。……どうしてこうも色気があるんだろう。女性陣がほっとかない筈だ。
「龍河さん……」
うっとりしながら名前を呼ぶと、すぐにキスされる。
強く唇を吸いながら、ねっとりと。そのキスに翻弄されながら、私は龍河さんの首へ両手を回して抱きついていた。