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冷血な獣
第7章 振り向かない

「そうですか……」

人としても上司としても、龍河さんの事を尊敬する。
やっぱり私はこの人の事を……。

「仕事に戻ろう」
「はい……」

そのまま龍河さんが休憩室から出ていくと、私も一緒に休憩室を後にした。

既に告白の事は忘れ、頭の中は龍河さんの退職する件で破裂しそうになっていた。
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