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冷血な獣
第8章 嫉妬

あの後部屋のインターフォンが鳴り龍河さんがドアを開けると、男の人が一人立っていた。

グレーのスーツ姿で、中肉中背な中年ぐらいのその人は、龍河さんにおずおずと告げた。

『あの……部屋の退去日、今日だった筈ですけど……』

どうやらマンションの大家らしく、持っていた鞄から大きな封筒を取り出すと、中から一枚の書類を出して龍河さんへ渡す。

『何? 後1カ月あった筈だが?』

龍河さんは書類を受け取りながら、不可解そうに質問した。
そして大家の言葉を聞くと、酷く驚く。

『代理人の方から今日にして欲しいと申請がありましたよ』
『代理人? 誰だ? 俺は誰にも頼んでないが』
『……えっ!? どういう事ですか?』
『それは俺の方が知りたい』

本人よりも余計に驚く大家へ、龍河さんは落ち着き払った態度で話した。

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