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飼っていたペットに飼われています。
第65章 【裏】 意地悪 上 (スイ目線)
「〜〜♪」
 数時間前の練習後、家に帰るのが楽しみすぎて歌いながらつい車を飛ばしてしまう。
 学校から帰ってくる幼いサキと早く遊びたくて、午後になると水槽の中から顔を伸ばしてたあの頃を思い出すな。
 いや、"アソビ"の意味はだいぶ変わったけど。
 昨日はお互いどこかまだ夢のようでふわついた気持ちだったから、ごくシンプルなセックスを1回してやっただけで満足して寝ちゃっただろ?
 今晩辺りは…、スゴいんじゃないか? またあの誘惑モードか? 裸エプロンで抱きついて迎えてくれんのか?

 …っておい。そうやって俺を期待させといて、なんでそんな露出ゼロの男みたいな紺のパジャマで、目も合わせずに暗く出迎えるの? 俺、何かお前が嫌がることした? 
 先週、甘えるように手を伸ばしながら上目遣いで「肌触りがいいからスイも好きかなって思って…買っちゃった。」って言ってたあのルームウェアはどうした? 生地なんてどうでもいいけど、胸元がチラチラ見える開けやすいチャックの上着と、ムチッとしたショートパンツ姿すげーたまんないってずっと狙ってたんだぞ。

「…でさ、あいつら俺が今日スタジオ入った瞬間に全員で『LOVEだったか⁉』って揃って聞いてきたんだよ。ほんと馬鹿だろ?」
「…ふーん。」
「なぁ、サキ、なんかいつもより微妙に熱高いみたいだけど具合悪い? 大丈夫か?」
「…別に、平気。」
 やっぱり気のせいじゃない。食事中もサキは冷たい。
 あげく、布団に入って背を向けるその肩にそっと手をかけただけで、
「…触らないでっ!」
 ってすごい勢いで振り払われて、もう俺は色々諦めて襲いかかったんだ。
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