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飼っていたペットに飼われています。
第67章 【微裏】 香水(サキ目線)
 身体の所有権を騙し取られて以降、スイはますます意地悪になってしまった。
 電気消してくれないし、1回でやめてくれないし、なんか前より更にいやらしいこと普通にしようとしてくる。

 この間なんて、スイがプレゼントしてくれたエプロンつけてちゃんと待ってたのに、玄関先で「ぜんぜん違う…!」と怒鳴られて『正しいエプロンの着方』で出迎えるまで帰ってこないと言って出て行っちゃった。 
 仕方なく1時間くらい悩んで言う通りにしてメールしたら、実はドアの前にいたみたいですぐ戻ってきて、エプロンしかつけてない私の後ろ姿を何回も覗いたあと、最終的にお風呂場でシャワー掛けられながら後ろからいっぱい突かれた…。
 …宇宙人の性癖ってみんなこんなに変わってるのかな?

 そんな彼に毎日求められてるうちに、私のカラダもちょっとだけ変になってしまったみたいで…。
 スイが名古屋ツアーで2日間留守にしていた間に、少し寂しくていつも彼がパジャマ代わりに着ているスウェットの上を借りて寝てみたら、すごいぶかぶかで大きくて、なんだかスイのいい匂いがして、気づいたら袖口を少しだけ汚してしまってた。
 今日は雨だったから明日の朝すぐに洗濯してこっそり戻すつもりで、他の洗濯物と一緒にランドリーボックスに入れておいたのに。
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