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飼っていたペットに飼われています。
第68章 【裏】 目隠しと本音(スイ目線)
 海外通販で購入した無地のロングTシャツは明らかにペラペラの粗悪品で、袖も通さず手放そうとしていた。それを、「勿体無いからお部屋用にしよう?」と俺の手元に戻してくれた慎ましやかな君にいま、心からの感謝と賛美を送りたい。

 ワンピースというにはあまりに短すぎるその裾をもじもじ引っ張りながら俯いて歩き、嫌々俺の前で足を止めるサキ。ぷるんと揺れた白い腿の付け根に理性が飛び、思わず恥ずかしがり屋の彼女に隠すことのない素直な感想をぶつけてしまった。
「うっわ、えっろ…ッッ! 最高に似合ってるよサキ! モデルがいいとこんなに違うものに見えるんだな。…ああ、ただの白いシャツかと思ってたけど、こんなところに可愛い桃色のボタンも付いてるんだ?」
 薄い生地の下に透けて見える小さな突起をツンと突くと、
「……スイの…馬鹿っ‼ すけべ‼ もう見ないで!」
 とサキは怒りながら、前に屈んで密着する布から身体を離すよう裾を強く引っ張る。すると、今度はV字に大きく開いた襟元から白い肩先とその下の柔らかな膨らみが顔を出し、あわあわと声にならない声を出しながらしゃがみこんでしまった。
 あー、もう! なんだこの可愛すぎる生きものは!
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