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飼っていたペットに飼われています。
第68章 【裏】 目隠しと本音(スイ目線)
(数十分後ー。)
ーーキィィ…ガチャン。
「………ねえ〜、スイ本当にいない?」
「絶対いないー?」
 目隠しをされ、不安そうにベッドに座って尋ねるサキを隣で笑って見下ろしながら、心の中で答える。
『ここにいるよ、馬鹿。』

 拗ねる彼女を宥めながら寝室に連れて行ったまではいいが、「真っ暗じゃないとできない」「そもそもスイがいる前じゃ絶対できない」とごね続けるので、打開策としてネクタイで視界を遮り、自分は1時間くらい外に出てくると嘘をついて扉を閉める音を聞かせ、静かにここまで戻ってきたのだ。
 こんな簡単な仕掛けにも気づかないサキは相変わらずちょろい。
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