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飼っていたペットに飼われています。
第31章 【裏】 鏡(サキ目線)
※暴力的な描写があります。
大丈夫な方だけどうぞ。


「ほら、ちゃんと鏡見ろよ。いま自分がどんな顔してるのか覚えとけ。」

 そう言われてこわごわ前を見るとスイの大きな手に翻弄されてひしゃげられた曲線を描く体と、火照った肌に潤んだ目で力なく喘ぐ見たことのない自分自身と目が合う。
 私、こんな顔してたんだ…。すごく…女なんだ…。
 情けなくて、恥ずかしくて涙が滲み、すぐに顔を背ける。
「わかった? お前の顔も体も男をそそるんだよ。こんな格好して歩いてたらこういうコトしたくて誘ってんのか、って勘違いしたヤツに襲われても文句言えないだろ。」
 コクコクと頷く。
「…ごめ…なさっ、ごめん…なさ…っ!」

 今度は腕を掴んで立たされ、アンプの前に半身を預けお尻を突き出すような体勢を取らされる。下着を下ろされてベルトを外す音でスイが何をしようとしているか気づいて叫んだ。
「待って…!」
「駄目。家まで待てないし、すげームカついたからここでお仕置きする。」
「違う、違うの! もう…いいよ。私なんかに構わないで。私…、スイのペットやめる!」
 スイの顔色が変わった。瞬時に目に怒りが広がる。背中に乗っていたスイの肘から重みが加わり、胸が下に潰されてギリギリと痛む。
「は? どういう意味?」
「痛ッ…! だから、スイはすごく…、輝いてる人で…、私なんかの相手なんてもう…、しなくていいの…。今まで…、ごめんなさ…ッ…、ンンーーッ⁉」
 もう聞きたくないとばかりに手で口を覆われ、怒張した熱い杭がいきなり身体を貫いて痛みが走った。
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