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飼っていたペットに飼われています。
第49章 嘘の代償(サキ目線)

涙を落ち着けてからバスルームから出ると、スイの姿はどこにもいなくなっていて自分がついた嘘が失敗に終わったことを察した。
「嘘つくペットは飼えない」と言われたことを思い出しながら溢れる涙はもう止められず、そのまま朝まで泣き崩れた。
それから2ヶ月、スイはこの部屋へ1度も戻ってきていない。
呆れて本命の女性のもとへ行っちゃったのかな、と考えてただ屍のように生きていたある日。サキの大学の前で待っていたYASUに声を掛けられた。
「サキちゃん、SUI元気にしてる?」
「え?」
「一緒にいるんじゃないの?」
「いえ…。」
「うわ、マジか…。それはちょっとマズイな。」
そういって急ぎ残り2人のメンバーを呼び出して合流するとマンションに帰って話をすることになった。
「嘘つくペットは飼えない」と言われたことを思い出しながら溢れる涙はもう止められず、そのまま朝まで泣き崩れた。
それから2ヶ月、スイはこの部屋へ1度も戻ってきていない。
呆れて本命の女性のもとへ行っちゃったのかな、と考えてただ屍のように生きていたある日。サキの大学の前で待っていたYASUに声を掛けられた。
「サキちゃん、SUI元気にしてる?」
「え?」
「一緒にいるんじゃないの?」
「いえ…。」
「うわ、マジか…。それはちょっとマズイな。」
そういって急ぎ残り2人のメンバーを呼び出して合流するとマンションに帰って話をすることになった。

