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飼っていたペットに飼われています。
第59章 幸せのカタチ(サキ目線)

「SUIと幼馴染だった〜⁉」
相変わらず声が大きい元気なマミちゃん。サキはカラオケルームで話してよかった…と安堵した。
「幼馴染っていうか、昔遊んでただけでしばらくは会ってなかったし…。バンドやってたのも知らなかったくらいだから。」
「羨ましすぎる…! やっぱり昔から超絶イケメンだった感じ?」
「う~ん、あの頃はどちらかと言えば可愛かったかな? 私から見れば…。」
「いいなー! 今度KOUHEI紹介してほしいって伝えて。私、初期の頃からずーっと追っかけしてるの知ってるでしょ⁉」
機会があればね…、と濁しつつ2人で復帰ライブの前哨戦と称して遅くまでDEEP BLUEの曲を歌い明かす。
歌詞に出てくるスイの本命の女性について考えるとやっぱり胸は痛むし、聞く勇気もないけれど、不安な気持ちで過ごしていたあの頃と違って、彼が自分のこともきちんと大切に想ってくれていたことがわかって前よりは気にしなくなっていた。
どこで誰を想っていても、スイが幸せでいてくれるのが私の幸せだと、いまは心から思うから。
相変わらず声が大きい元気なマミちゃん。サキはカラオケルームで話してよかった…と安堵した。
「幼馴染っていうか、昔遊んでただけでしばらくは会ってなかったし…。バンドやってたのも知らなかったくらいだから。」
「羨ましすぎる…! やっぱり昔から超絶イケメンだった感じ?」
「う~ん、あの頃はどちらかと言えば可愛かったかな? 私から見れば…。」
「いいなー! 今度KOUHEI紹介してほしいって伝えて。私、初期の頃からずーっと追っかけしてるの知ってるでしょ⁉」
機会があればね…、と濁しつつ2人で復帰ライブの前哨戦と称して遅くまでDEEP BLUEの曲を歌い明かす。
歌詞に出てくるスイの本命の女性について考えるとやっぱり胸は痛むし、聞く勇気もないけれど、不安な気持ちで過ごしていたあの頃と違って、彼が自分のこともきちんと大切に想ってくれていたことがわかって前よりは気にしなくなっていた。
どこで誰を想っていても、スイが幸せでいてくれるのが私の幸せだと、いまは心から思うから。

