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イケないキミに白い林檎を
第1章 浮気
「もっと……、してください……」
気持ちいい。
ずっと触れていたいほど心地良い温もりを感じる。
それは蕩けるような甘さに似ていた。
カラダの奥までその熱を与えて欲しい――――
真っ白な布団カーバーとシーツ。
オレンジ色に灯っている照明、自分の部屋とは違う天井。
自分の寝言でぼんやり目を覚ますと服の締め付け感がなかった。
あれ……、どうして私は服を脱いでいるんだろう。
これってまさか……
やっちゃった……!?
隣で寝ているのは彼氏ではない人。
そう、私は人生で初めて浮気をしてしまった……。