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イケないキミに白い林檎を
第5章 狂乱
裏路地を進んだ所にあったラブホテルに行って、私が先にシャワーを浴びた。
本当にするんだ……。
ソラ先輩みたいに未遂で終わるって言うのはないだろうと思いながら、ごくりと唾を飲む。
樹さんがシャワーを浴びてくるのを待つ間、不安で落ち着かなかった。
他の男とするセックスはどんな感じなんだろう。
心の準備をしていると、早々と樹さんが戻ってきた。
タオルを置いてベッドに座っていた私の隣に腰掛ける。
「風子ちゃん、もしかして緊張してるんですか?」
「はい……。すごく…んっ……、ふっ……」
会話を遮られるようにキスで口を塞がれ、二人でベッドに倒れると体に巻いていたバスタオルを剥ぎ取られて哀れな姿にされた。
「実は元カレとしかしたことなくて……」