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イケないキミに白い林檎を
第7章 分陰
「このサークル、ヤリサーだよ?」
ヤリ……サー……?
そんな名前の活動を聞いたことがなかった。
「ボールじゃなくて槍を使うサークルだったんですか……?」
思ったことを素直に言ったら、サークルの皆が私の方を向いてなぜか一斉に笑い声を上げた。
「ぶはっ!!面白すぎっ!天然だなー」
「純粋なだけだろ」
「マジで意味知らないの?」
「はい……」
「ヤるって、セックスをするってことだよ」
「え……」
活動らしいことは殆どしていなくて、飲み会が多いサークルと聞いていたのに。
まさか危険なサークルだったとは思ってもいなかった。