この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
イケないキミに白い林檎を
第10章 告白
午後八時の駅前。
待ち合わせ場所に行くと、会う時にいつも着ているグレーのスーツ姿の樹さんが立っていた。
「風子ちゃん」
「樹さん、お久しぶりです。なかなか会えなくてすみませんでした」
苦笑いをして謝ったら、体を撫で回されてキスで口を塞がれ息ができなくなる。
「んっ……、っはあ……」
指先が腰からどんどん下へ進んで行き、スカートの上から密部を弄るように触れてきた。
呼吸が苦しくなった頃に唇が離れて、樹さんが寂しそうな声で言う。
「……ずっと会いたかったんですよ」
ダメだっ……。早く切り替えないと、もっと体が疼いてしまう。
「ごめんなさいっ……!」
意を決して、樹さんを突き放した。
「どうしたんですか?」