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イケないキミに白い林檎を
第17章 甘い恋がはじまる時

クリスマス以降、何も起こることがなく年が明けた。

新年を迎えて盛り上がっているテレビ番組をゴロゴロしながら見ているのにも飽きて外に出た。

初売りで買い物をしてから、颯太の夜ご飯を作りに行く。
購入した福袋を床に置くと勝手に中身を開けられた。


「何を買ってきたんだ?」

「あっ、ちょっと!勝手に見ないでよ」

開けられたのはパステルピンク色の小さい福袋。
確かランジェリーショップで買ったもの。


「…………。おまえはこんなエロい下着を身に付けてくれる女だったんだな」


「え?何のこと……」


真顔をした颯太は袋の中からピンク色のベビードールを取り出して私に見せた。

フリルが付いていて胸の突起まで透けて見えそうなセクシーな下着。しかも紐パン付き。

ブラジャーとパンツのセットだけかと思いきや、こんなものまで入っていたなんて……。


「オレを振っておいて誘惑したい男でも早速できたのか?」

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