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イケないキミに白い林檎を
第19章 もっとたくさん教えて…
「ん…………、ふ…、……っ」
息が苦しいのに気持ちいい。
深く与えられるキスに体の力が抜けてソラ先輩の袖を掴んだ。
「……乙羽さんの口の中、温かくなってきたね」
「最後に苺ソースのところを食べてたから酸っぱくないですか?」
「甘いよ…。だからもっと味合わせて……」
その言葉につられて、今度は私もソラ先輩のペースについていくように舌を絡ませた。
混ざりあう唾液に濃厚な甘さを感じて体温が上昇していく。
押し倒されてからも止まらない痺れるようなキス。早くも体は次の段階を求めていた。
胸を触れられた時、トントンッと階段を上がる足音が近づいてきた。
「風子ちゃん、お友達が来てるのー?」
声が聞こえてきてすぐに部屋のドアが開く。
そこには、私たちを見て目を丸くしたお母さんが立っていた。