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イケないキミに白い林檎を
第20章 ふたりの嫉妬と秘密の関係

「お腹が空いたので牛丼でも食べに行きませんか?大盛りで食べたい気分なんです」

「そんなにお腹空いたの?じゃあ早速食べに行こうか」

牛丼屋に着いてから、食べると宣言していたメニューを頼む。
胸がいっぱいでよく味わうことができないまま大盛りの牛丼を口の中に放り込む。
豪快な一面を見せても私に引くことなく、ソラ先輩は楽しそうに見守ってくれていた。


お腹を満たした後、休憩するために向かったのはラブホテル。
部屋は広々としていて綺麗だった。

「今日は遠くまで行って疲れたでしょ?一先ずゆっくり休んで」

「ありがとうございます。いっぱい歩いたので助かります」

初めて見た冬の海の様子を話したりしながらベッドの上でくつろぐ。
キスをしながら抱かれているうちに甘いムードになっていった。

太腿に触れられた時、ソラ先輩が唇を離して私に真剣な顔を向ける。

「さっき気付いたんだけど、どうしてここが赤くなってるの?」

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