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イケないキミに白い林檎を
第22章 Reminiscence

するとソラ先輩は私を体から少し離して、ゆるく束ねた髪を撫でた。

「泣いてばかりだったけど優しくて強い子だった」

「優しい人に恵まれているんですね」

大魔王の一面を持つソラ先輩を宥めた人なんだから相当しっかりしてる人なのかと思っていた。


「でも……、その子もある日俺の前から突然いなくなってしまったんだ」

「…………」

懐かしい思い出を語るには寂しそうな声。

聞いたことから推測すると、つらい時期を支えていたのは女の子なのかな……。

何らかの原因があって別れた、ソラ先輩が捨てられた、死別したのどれかでいなくなったんだろう。

でもそこまで聞くのはやめておこう。

どっちにしろ、今の彼女の私からすれば心穏やかなものではない。

過去の人だと分かっていても……。

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