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第22章 Reminiscence

「そうだね。少しは荒れたし、ここにいるのも嫌になって両親のいるところへ戻ろうかとも思った。でも燈也が亡くなって少し経った後、大切な人ができたんだ」

大切な人……。

ソラ先輩の今の親友と言えば……

「あっ、分かりました！海田先輩ですね」


「ははっ、海田も中学の頃からの付き合いで大事な友達だけど違う人だよ」

それなら一体誰なんだろう。
大地くんでも颯太でもなさそうだし、私の知らない人か。

「傍にいて守りたいと初めて思えた人で、俺の心の支えになっていた。その人が隣にいてくれたおかげで毎日が楽しかったかな」

「その人に救われたんですね。どんな人だったんですか？」