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イケないキミに白い林檎を
第25章 純愛青春は淫らな戯れへ
あっという間に夏休みも終盤。
過去に関しての新しい発見もなく、記憶も戻ることがなかったけど平凡な日々を過ごしていた。
でも楽しみにしていた予定がある。
それは結婚式の余興メンバーの四人で卒業した高校へと遊びに行くこと。
先生に会うついでにどうか、と大地くんが提案してきたところスムーズに事が運んだ。
しかもただ遊びに行くだけではない。
高校に行く前、それぞれある服に着替えてから合流して春斗先生が待つ校舎前へ向かう。
今日は高校の夏休みの最後の日曜日。
部活動は休みで校内に生徒は誰もいないおかげで、この格好でいる恥ずかしさは半減された。
先生に会って挨拶すると案の定目を丸くして見られる。
「久しぶりですね。余興の件はありがとうございました。……ところで皆さん、もう一度高校に通い直すんですか?」