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イケないキミに白い林檎を
第25章 純愛青春は淫らな戯れへ
「あ…、れ……。すっ、すみません!嫌がるプレイは終わってましたよね」
「うっ、うん。それはエッチしてる時だけにして欲しいかな」
「あはは……、そうですよね。間違いました」
なにかの間違いだ。
彼氏に触って欲しくないなんて……。
「あっ、ひよこのプリン買ってきたよ。これを食べて元気になってね」
テーブルに置かれた白い箱を開けると、久しぶりに見るひよこの顔が書いてあるプリンが入っていた。
監禁された時に初めて食べてすごく美味しいと分かったもの。
「わざわざありがとうございます。いただきますね」
お腹が空いていたため、そのプリンをスプーンですくって口へと運んだ。
表面は固めなのに、中身はとろっとしていてなめらかな舌触り。
ほろ苦いカラメルのおかげでしつこい甘さが残らず食べやすくて、あっという間に容器が空になった。