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イケないキミに白い林檎を
第26章 運命の赤い糸
「どうなっても知らないよ」
「自分で責任は負いますので気にする必要はありません」
「じゃあ、俺の前からいなくならないって約束してくれる?」
どうしてそんな質問をするんだろうと気になったけど、強い意思があることを伝えるためにソラ先輩の手を強く握った。
「過去を知ったくらいでいなくなるわけないじゃないですか。私は絶対に逃げたりしません」
「分かった。そこまでの覚悟があるなら教えてあげるよ」
「本当ですか!?お願いします」
「休日に思い出の場所に連れて行って話すからそれまで待ってて」
漸く分かってもらえたのが嬉しくてソラ先輩にぎゅっと抱き着いてキスをした。
さっき欲望を放ったばかりなのにまた大きくなってきたモノがお腹に当たって愛おしさを感じる。
「そういえば、今の私のどこが嫌なんですか?嫌だと思ったところはちゃんと言ってください。直すように心掛けます」