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イケないキミに白い林檎を
第26章 運命の赤い糸
「他の男には見せませんから……、んっ……、ふっ……」
口内を探られて舌を絡め取られる。
熱い吐息とスローに滑らせて混ざり合う唾液。
水音が耳に小さく響いて舌を離すと細い糸を引いていた。
「満足した?」
「はぁっ……、満足どころか…不満になってきます……」
「ふっ、乙羽さんがキスくらいで満足するわけないよな」
「やっ…、あっ……」
耳を甘噛みしてから鎖骨まで這うように降ろされていく。
ディープキスだけでも苦しかったのに、また荒くなってくる私の息遣い。
「これ以上はだめです。おかしくなっちゃいますから……」