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イケないキミに白い林檎を
第4章 独占
「あれ?地味女じゃん。まだ健気に付き合ってたんだー」
「玲亜!まだ来るなって言っただろ!」
「だって、うち隣の部屋じゃん?音で分かるのよねー、颯太のとこに誰か来たって。他の女が来ないか心配しちゃう」
「…………」
ロールケーキとゴム?
この会話の流れのゴムは輪ゴムなはずはないから、あれしかない。
どうしよう。
突然の出来事で全然頭が回らない。
なんて言ったらいいんだろう。
「どいて!あんたはさっさと帰って」
私に苛立った顔を向けた玲亜さんは肩をドンッと強く押してくる。
「いっ…、嫌です。そっちこそ帰ってください……」