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コーストライン
第1章 ベルが鳴る
「朝 連絡すんなよ」
「そう言やー、この季節だと、思ってさっ
春菜に 聞いたらやってるって言うから」
「引越し業者どうしたんだよ」
「実家に帰って来んだから、処分した。」
「。。。いつから 仕事」
「連休終わったら
さー、帰ろっか」
「俺達 今来たとこだろ」
「春菜、忙しそうだったよ
終わったら ウチ来るって
あんたら いつから つきあってんの?」
「いいだろ、そんな事」
「いいけどさっ、じゃっ 帰ろー」
「圭吾、どうするー」
「別に
引越し手伝えってことで 来たから、姉さんが 帰るってんだから 帰りゃいいんじゃね」
「吉田 叶和
君は?」
「青木 圭吾です
はじめまして
宜しく、叶和さん」
それが、ふたりの初対面だった。
「。。。で、
なぜに青木君と同居?」
「仕方ないだろ、俺春菜んちいるんだから」
「イヤ、春菜一人暮らしで、そんで下ドロ入られて、んで彼氏の和希が用心の為に一緒ってのはわかんだけど」
「大丈夫、親には圭吾住んでんのは了解済みだし、ちゃんと家賃もらってるから」
「イヤ、そうじゃなくて
うら若き乙女な姉の心配は」
「ヤ、
そっちより叶和が圭吾を襲うんじゃないかって心配」
「俺、そこまで女に不自由してませんし、お互い干渉しないってことで良いんじゃないですか」
「だってよ」
「。。。」
そうして圭吾との暮らしが始まった。