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日は昇り、日は沈む
第4章 ひなた村一大事1
自力では起きられない巨大な青の雫に手を差しのべ、起き上がらせて埃をはらう。頭のとんがりやピンクのほっぺたをひっぱって形を整え、雫の側面から飛び出た両の手のひらには、外れた手袋をはめてやっている。
皆が足を止め、その一部始終を見守った。
「ごめんなさい、お待たせしてしまって。さあ行きましょう」
レポーターが息を弾ませて戻ってきた、
「月野さんは優しいんですね」
マサ爺は月野の性格を褒めた。
「そんなことないんですけど、じつはあの中に入っている人、彼なんです」
「ん?」
「とっても素敵で真面目な人なんですよ」
「んん?」
皆が足を止め、その一部始終を見守った。
「ごめんなさい、お待たせしてしまって。さあ行きましょう」
レポーターが息を弾ませて戻ってきた、
「月野さんは優しいんですね」
マサ爺は月野の性格を褒めた。
「そんなことないんですけど、じつはあの中に入っている人、彼なんです」
「ん?」
「とっても素敵で真面目な人なんですよ」
「んん?」