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日は昇り、日は沈む
第5章 ひなた村一大事2


パンパカパァーーン!!


耳をつんざくファンファーレが、どこからともなく鳴り響いた。

「うわー、なんだこの音は」

全員が耳を塞いだその時、

ポンッ! と鼓を打ったような音と同時に大きな光が水平線から飛び出した。

「ま、まぶしい……」

「なにも見えない」

暗闇を真昼に変え、煌々と輝くその光を正視することができない。

その光線はひなびたカフェを明るく照らし、人と物の区別さえ難しくした。どこにも影はできず、すべてのものに白い光を浴びせかけた。

「わーーー」

光に音はない。けれどもそこにいる者それぞれが、まるで炭酸水の風呂に入っているようなしゅわしゅわとした感覚を肌に感じた。


それは、わずか30秒足らずの出来事だった。









※不定期更新に我慢強くお付き合いくださいましてありがとうございます。

次章を最終章にしたいと思います。

締めがなかなか難しい……

誤字脱字、名前の間違いを見つけ、舌打ちとため息を繰り返しております。
ごめんなさい。

もう少しお付き合いください。




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