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パズルー番外編ー
第4章 出逢い
どうしよう、途中から入ってもいいのかな…
紛れてこっそり入りたかったのに…後から1人で入ったら目立つかしら…
そんな事を考えて、会場の入り口から少し離れた所でウロウロしていたら、雨が降ってきて。
雨宿りする場所もなかったけど、雨粒も小さくて、霧雨みたいな感じだったから、そのままそこに居た。
暫くしたら、車のクラクションが鳴って。
黒い長い車がゆっくり出てきた。
あれが、昌幸さんの乗った霊柩車かな…
お母さんの時も、あんな感じだった…
あの時はお母さんとおばあちゃん同時だったから、もっと、バンみたいな背の高いヤツで。それに棺をふたつ乗せて、私とおじいちゃんは少し狭いスペースに2人乗せてもらって火葬場まで行った気がする…
その車が私の前をゆっくり通り過ぎて、遠ざかっていくのを見送った。
どのくらい、そこに立っていたのかは分からない。
参列していたらしき人たちが、パラパラ出てきて。それぞれ、タクシーを拾ったり、バス停に向かって歩いて行くのもぼんやり見ていた。
紛れてこっそり入りたかったのに…後から1人で入ったら目立つかしら…
そんな事を考えて、会場の入り口から少し離れた所でウロウロしていたら、雨が降ってきて。
雨宿りする場所もなかったけど、雨粒も小さくて、霧雨みたいな感じだったから、そのままそこに居た。
暫くしたら、車のクラクションが鳴って。
黒い長い車がゆっくり出てきた。
あれが、昌幸さんの乗った霊柩車かな…
お母さんの時も、あんな感じだった…
あの時はお母さんとおばあちゃん同時だったから、もっと、バンみたいな背の高いヤツで。それに棺をふたつ乗せて、私とおじいちゃんは少し狭いスペースに2人乗せてもらって火葬場まで行った気がする…
その車が私の前をゆっくり通り過ぎて、遠ざかっていくのを見送った。
どのくらい、そこに立っていたのかは分からない。
参列していたらしき人たちが、パラパラ出てきて。それぞれ、タクシーを拾ったり、バス停に向かって歩いて行くのもぼんやり見ていた。