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手を繋ごう〜愛憎II〜
第21章 作戦会議
昼間の一件で、すっかり忘れていたグループLINEを誠はメンバーに四時間目に送信し、放課後一同が募る事となった。

いつもの職員会議で使われている部屋に集まったのは、亮、隆、美咲、波留、紘、夏子、ゆう、そして萌。

今までの情報を聞き、萌は青ざめる。

「私の家とまこちゃんの家どっちも現れてるの?」

紘が真面目な表情で

「…ああ。視線を感じる…くらいだったんだが、まさか先週、お前らが追われたとは…」

波留が
「お前人のことより自分のことじゃんよ!」

と、誠の頭をペシンッと叩く。

「金曜日、目ぼしい人物を二人に言ったわ…」
と、ゆうが言う。

「それで…そいつは?」

隆は真剣な表情を浮かべて聞く。

「榎本豊」

誠は何も感情を浮かべてない表情で淡々と名前を告げ、萌が寄り添い、ぎゅっと手を握る。


「え、榎本くん…!!」

そう言ったのは夏子。

周りにいるみんなも吹奏楽部やクラスが同じため、接点はある。

その為、一同、声を出さなくても、青ざめた表情を浮かべている。

「……そう言えば、付き合った事が知れ渡った直前に誠と萌ちゃんの事を聞いてきた…」

波留が呟くように言う。

「…なんて?」

知らない間にあった事だったらしく、紘は青ざめて聞く。

「なんで二人は付き合うことになったのかとか、家はどこかとか。知らぬ存ざぬで通したけどな。なんで聞きにくる必要があるのかって聞いたら、押し黙って、どっか行っちまったけど。…あの頃に言っておいたらもっと早めに警戒できたかもしれないな…」

すまないと、波留が頭を下げるのを

「ううん。それをその時言っても、その頃は何もなかったし、全然きにしなくて良いわ」

それに…と続け

「みんなに黙っていたのは私も一緒だったしね」

とゆうは言った。
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