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手を繋ごう〜愛憎II〜
第23章 ゆいの状態と誠の決意
学校での事情聴取を終えた萌と夏子、美咲、隆は、病院に駆けつけた。

萌は誠がいてくれて良かった…と思っていた。
恐らく、誠がいなければ、今でも唯の目に震えていただけだったが、誠に抱きしめられて、随分落ち着いていられた。

亮はかなを待たせると悪いと明日状況を聞く事になっていて、誠と紘、波留は、誠が萌の家に行く為、少し遅れて来る予定になっている。

ゆうは

「良いから、帰りなさい!」

と言ったが、唯が心配で仕方がなく、ゆうに同行すると言ったのだ。


ゆうが英語教諭に電話をし、救急外来に搬送されたと言う唯は、鎮静剤を打たれ、その間に血中にあるドラッグが特定され、適切な処置をされていた。

「先生、遅くなりまして申し訳ありません」

ゆうが頭を下げると

「いや、澤村先生こそ。すごく疲れ切った顔をしてますよ」

「いえ、これくらいの事、何ともありませんから」


奥には唯の両親と思われる男女が神妙な表情で待機している。

ゆうは行こうとしたが、英語教諭は

「いや、俺から謝罪などはしたから気にしなくて良い」

と言う言葉にゆうは頷く。

とは言え、ゆうは、現場責任者として、明日校長や教頭と話し合いが行われる予定となっている。

萌は、ぎゅっと夏子の手を握り締め、状況を聞いた美咲と隆も青ざめている。

「それより、佐藤唯の容態は…?」

ゆうは聞くと

「…最近クラブで往来しているドラッグを使われたらしい。警察もそのクラブの特定はして、売人を捜索段階だったと言われた。
…あと、まだ、これは特定は出来ないらしいが…妊娠の可能性がある…と。」

萌達は青褪める。

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