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手を繋ごう〜愛憎II〜
第24章 萌の部屋
しかも…

(俺ってば、いっつもリビングで、萌の勉強教えてたから、萌の部屋に入ったことねーし。あ…小さい頃はあるか)

と、思っていたら

「それで、救急車で運ばれた子は大丈夫なの?」

と、食卓に並んでいるカレイの煮付けを食べながら早苗は聞く。

萌は顔を曇らせて

「ちょっと大変になるかもしれない…」

と、呟くように言う。

「え?!変な事件に巻き込まれちゃったとかそう言う事なの?」

誠は心の中で

(その通りでーす。しかも俺たちも巻き込まれてまーす)

と、思いつつも

「ちょっと犯人の犯行が陰湿過ぎ…と言うかなんと言うかで…ね?」

と、萌の顔を覗き込む様に言う。

萌は何か言いたげな素振りを見せながらも、誠の話に合わせる事にしたらしい。

「そうなんだよね。もしかしたら新聞とかに…載る事件になるかもしれない」

と言った。

「えっ?そうなの?!」

と早苗は言うのに

「多分明日、休みになるか…緊急の全校集会があるかもしれません」

と、誠は言う。

それは、ゆうが英語教諭と話をしていた事だった。

脱法ドラッグに婦女暴行…。

教室中が騒ぎになってしまった事もあり、穏便に済まされない自体になったのだ。

勿論、唯は被害者。

どうなるかは分からないが、学校復帰をした際にクラスに溶け込めるようにする配慮でもあった。

(ただ…脱法ハーブは脳とかにも被害出やすいらしいし…。しかも妊娠…とかになると、唯ちゃん自身の心の傷が心配だぜ…)

と、誠も感じてた。


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